青ブーブー

たんたん

2009年11月23日 20:00

事故の日から、お父ちゃんはとてもやさしいです。

翌日、ご飯のときに、家族4人で手を合わせ

「いただきます」


と言う時間が、とても大切な儀式のようでした。
お父ちゃんの「いただきます」も、そういうトーンに
聞こえました。

何気ない日常が、一番幸せなのだと、痛感しました。

生かされたことに、本当に感謝して、これからは
全てに恩返ししていかないといけないと、
お父ちゃんが言いました。

本当にそう思います。



事故で廃車にしてしまった「ステップワゴン」




ジャミラが生まれる半年前に買った「彼」に
子どもたちは“青ブーブー”と名前をつけていました。




レッカーの業者さんに、荷物を取りにお父ちゃんが
でかけました。

私は、さすがに車に乗れず、写真を撮ってきてもらいました。

この車が、道で転がっているのをたまたま見かけた
お父ちゃんは、どんなにかショックだったでしょうね。

後で、手の親指が痛んで初めて、自分が事故を知ってから
ず~~~っと、指先を噛んでいた
のに気づいたと
教えてくれました。

本当に心配かけました。


レッカーの社長さんが、私が無傷だったと聞いて、

「それは奇跡だ」

と、お父ちゃんに言ったそうです。

船原峠や、バサラ峠は私のような事故が多く、
顔が半分なくなってしまう事故
になることが多いそうです。

お父ちゃんは、そんな事を言われて、またぞっと
したようです。


で、事故後の新事実!

何と私は、横転ではなく、「飛んで一回転半
して横転していたそうです。

気づきませんでした~全く、、、

その証拠に、屋根を見たら、傷だらけだったと
お父ちゃんが教えてくれました。




救急車の中で、救命士のおじさんが

「エアバック、出た??」

って聞いてきたけど、出なかったな~

やっぱり、出ていませんね。

でも、不思議と周りが柔らかいものに
包まれている感覚
がありました。

「何か」が守ってくれたんですね。




飛んでいって、見つからなかった左のタイヤ部分。

ボッキリ折れてます。




命がけで私を守ってくれた、青ブーブー。

私も直接「ありがとう」を言いたかったと言ったら、
お父ちゃんが「ちゃんと言ってきたよ」
言ってくれました。

思い出に、添付のバッグも持ち帰ってきました。


久美ちゃんに電話して、事の顛末を話しました。
下の弟が、それを聞いて電話してきました。

「ま、もっといい作品作れって、
神様に言われたんだよ」

って言いました。

そうか、、、なかなか言いこと言うじゃん。

「事故車、ちゃんとブログアップしといてよ!」って
言ったのが弟らしいですがー(笑)




やまめさんのリンゴ、2つだけ残っていた
持ち帰ってくれました。
はるどんママさんに、届けました。

あの日、拾ってもらった「無事リンゴ」
打ち身がすごかったけど、すっごく甘かったです~

大切なこと、いっぱい気づいた事故でした。

御心配おかけしました。
みなさん本当にありがとうございました。

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