この間、松崎のパン屋
「紫苑」さんへ寄った時、
お父ちゃんがそろそろ田んぼ始めたいって言うんだ、と
話したのです。
実は川田さんは去年、田んぼを始めていて、
大変だけどとてもやりがいがあると教えてくれていました。
すると、
「ねぇ、ネズミの話、したっけ??」
(??ネズミ??)
と、首を傾げた私に、うれしそうに見せてくれたケース。
中から、
小さな小さなネズミ君が!!
「田んぼの稲刈りに行ったときさ~
稲穂の上にまあるい、
鳥の巣みたいのがいっぱいあるの。
てっきり鳥の巣だと思っていたら、中に7匹位
ネズミのあかちゃんがいたのよ~
それが、あっちにもこっちにもいっぱいあるわけ!」
その辺のおじいちゃんに聞いたら
「カヤネズミ」だって
教えてもらったそうです。
昔はいっぱいいたそうですが、今はちょうど繁殖中に
コンバインで刈り取るので、今では
絶滅危惧種に
指定している県もあるそうです。
巣の様子はこちらでご覧になれます。
http://www.pref.mie.jp/HAKU/HP/Osusume/kayanezumi.htm
本当は、連れ帰ってはいけないようですが、
観察したくて持ち帰ったそうです。
田んぼで見ていたら、
尻尾を茎に巻きつけて、
どんどん登って行くんだそうです。
すごい!
お米が食べられちゃうねって言ったら、
「それがね、ヘイっていう、稲に交じって生える雑草が
稲よりも早く実るんだけど、それを食べてくれているのよね~
巣をのぞいたら、ヘイのもみがいっぱい入っていたもの。」
自然ってうまくできているんだよね。
カヤネズミ、
お米屋さんには目の敵にされているそうですが、
豊かな里山の自然の循環のちゃんとした一部なわけです。
彼らがいなくなってしまうことによって、違う弊害が
また自然に起こってしまうのだろうねと、
語り合いました。