カヤネズミ

たんたん

2009年01月10日 19:00



この間、松崎のパン屋「紫苑」さんへ寄った時、
お父ちゃんがそろそろ田んぼ始めたいって言うんだ、と
話したのです。

実は川田さんは去年、田んぼを始めていて、
大変だけどとてもやりがいがあると教えてくれていました。

すると、
「ねぇ、ネズミの話、したっけ??」

(??ネズミ??)


と、首を傾げた私に、うれしそうに見せてくれたケース。

中から、小さな小さなネズミ君が!!




「田んぼの稲刈りに行ったときさ~
稲穂の上にまあるい、鳥の巣みたいのがいっぱいあるの
てっきり鳥の巣だと思っていたら、中に7匹位
ネズミのあかちゃんがいたのよ~

それが、あっちにもこっちにもいっぱいあるわけ!」

その辺のおじいちゃんに聞いたら「カヤネズミ」だって
教えてもらったそうです。

昔はいっぱいいたそうですが、今はちょうど繁殖中に
コンバインで刈り取るので、今では絶滅危惧種
指定している県もあるそうです。

巣の様子はこちらでご覧になれます。
http://www.pref.mie.jp/HAKU/HP/Osusume/kayanezumi.htm

本当は、連れ帰ってはいけないようですが、
観察したくて持ち帰ったそうです。




田んぼで見ていたら、尻尾を茎に巻きつけて、
どんどん登って行く
んだそうです。

すごい!

お米が食べられちゃうねって言ったら、

「それがね、ヘイっていう、稲に交じって生える雑草が
稲よりも早く実るんだけど、それを食べてくれているのよね~

巣をのぞいたら、ヘイのもみがいっぱい入っていたもの。」


自然ってうまくできているんだよね。

カヤネズミ、お米屋さんには目の敵にされているそうですが、
豊かな里山の自然の循環のちゃんとした一部なわけです。

彼らがいなくなってしまうことによって、違う弊害が
また自然に起こってしまうのだろうね
と、
語り合いました。

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