2011年09月29日

千円札のミルフィーユ


今日は、kissyさんと奥様の結婚10周年記念の日。


実は6月から、奥様には内緒で記念になるものを作って欲しいと頼まれていました。


さて、これは大役を任された、、、


と、いつも以上にプレッシャーを感じました。


だって、私にとって大切な友達の一人に贈られるものを作るんです!


悩んでいるうちに、流れるように時が過ぎ、いつものごとくお尻に火が点いた状態でやっとデザインが固まりました。


完成にいたる道程は、また裏ブログで書きたいと思っていますが、本当につい先日、やっと完成したのです。

ギリギリまで、気を揉ませてしまいました、、、(T_T)


で、今日引き取りに来てくださいました。


実物を御覧になって、本当に喜んでいただいて、私もとっても嬉しい瞬間でした。(≧▼≦)


いざお支払いの段になって、kissyさんは照れながら、小脇に抱えていた小さな金色の缶を取り出しました。


?(゜U。)?


その缶に蓋のように被せてあった、用紙と輪ゴムを開けると、、、



まるでポパイのほうれん草の缶みたいにギザギザに缶切りで開封してある中に、折り畳まれた千円札や小銭がいっぱい入っているのが見えました。


kissyさんが、少しずつ少しずつこの日の為に、貯金してきたことが一目でわかりました。


『いやーもっとちゃんとして持って来たかったんですけど、忙しくて、、、』

と子どものように笑いながらお札を取り出して、私に渡してくれました。


その一枚一枚が、細い穴から無理矢理入れられたが為に付いた不規則な折り目で、アコーディオンのように蛇腹になり、その厚みたるや、まるで数十万円を渡されたようで、私は一瞬ミョーな喜びを感じました。(笑)


この貯金箱自体も隠していたそうで、最近、果たして幾ら貯まっているのか確認の為に開封したのだそうです。


『こうでもしないと、僕、お金貯められないんで、、、(^-^)』


私は何だか、この貯金箱こそ奥様に見せたいなあ〜と感激していました。


まるで子どもが、欲しくてたまらないものを買うために貯めていた貯金箱を、とうとうお店に持ち込んだみたいでしょう?


うっかり、お店のおばちゃんは、


『お代はいいよ』


と言っちゃいそうでした。
言わないけど、、、(笑)



嬉しそうに帰るkissyさんを見送って、受け取ったお札を手提げ金庫に入れたのですが、さっき書いたとおり、これが膨らんで収まらない収まらない、、、(笑)



ふと、

お二人のこれまでの人生も、こうして少しずつ時間や思い出を積み重ねてこられたんだろうなあ、、、と、千円札のミルフィーユを見ながら思いました。


素敵だなあ、、、

この先もずっと、お二人は共にお互いを思いやりながら過ごしていくんだろうなぁ、、、


大体を横で見ていたお父ちゃんに、『素敵なご夫婦だよね!』と話したらお父ちゃんが、



『で、ウチの結婚記念日っていつだったっけ?(゜U。)?』







はぁ?


と一瞬ガッカリした私でしたが、私も同じように思い出せませんでした、、、(T_T)


私達の22年間は、既に記憶の彼方のようです。(笑)



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